ZEN-NOH Recruiting

PEOPLE

AGRI TRADERS

江浪 誠俊
MASATOSHI ENAMI

本所 
畜産生産部 家畜衛生研究所 クリニックセンター
2022年入会

  • #全国
  • #畜産・酪農

予防衛生業務に携わり、畜産成績の向上に努める

Qどのような仕事をされていますか?

細菌と寄生虫検査の最終確認や検査精度の管理を担当

家畜衛生研究所は、家畜を病気にさせない「予防衛生」という観点から、畜産農家の生産性向上と畜産生産物の安全性確保に取り組んでいます。次の3部門、①疾病予防のための技術・商品開発を行う研究開発室、②家畜の衛生検査を行うクリニックセンター、③農場での生産指導を行うクリニック分室に分かれています。私が所属するクリニックセンターは、全国のクリニック分室の獣医師と連携して、全国各地の農場で採取した材料を検査しています。検査数は年間約20万検体であり、家畜衛生検査では全国1の規模といわれています。
私は獣医師としてクリニック検査の中でも、細菌と寄生虫検査を担当し、検査員が実施した検査結果の最終確認を行っています。さらにクリニックセンターでは検査精度の維持・向上のため、鶏卵サルモネラ属菌試験に関して国際的な外部認定規格であるISO/IEC 17025:2017を取得しています。この認定を維持していくために、技術管理者として検査精度の管理を行っています。

Q思い出に残る仕事上のエピソード・経験談は?

化学物質の作業主任者としての業務遂行

クリニックセンターでは多様な検査に対応するため、人体に有害な試薬も取り扱うことがあります。クリニック検査で使用する試薬について、含有する化学物質をすべて洗い出し、関連法令の確認や取り扱い方の情報収集を行いました。この知識をもとに、クリニックセンターに勤務する総勢約40名に対して、試薬の取り扱い方や注意事項についての講義をしました。上司や先輩からは「非常にわかりやすかった」、検査員からは「意識して試薬を取り扱いたいと思う」などと言われ、職員の労働安全確保に貢献できたと感じています。

Q全農の魅力はどんなところですか?

多くの専門家が「畜産成績の向上」に貢献できる組織

全農の畜産部門では次の3つの研究所、飼料畜産中央研究所、ET研究所、そして家畜衛生研究所があります。それぞれ飼料や栄養学に関すること、受精卵移植や繁殖管理に関すること、感染症や疾病に関することの専門家が在籍しており、3研究所の職員同士が活発に意見交換を行っています。これだけの専門家が、生産者を中心に考え、「畜産成績の向上」という同じ課題を多方面からアプローチする組織は他にないと感じています。

Q休日の過ごし方やプライベートを教えてください

スポーツや料理をして楽しんでいます!

帰宅後は、妻と一緒に筋肉トレーニング、テニスやバドミントンなどのスポーツを楽しみながら健康増進を図っています。休日は、スパイスを調合して本格的なカレーライスを作ったり、パンを焼いたりと凝った料理を作ることが多いです。また、関東の観光地(銀座、上野、横浜、幕張、鴨川など)を巡っています。今後、草津や箱根などに行ってみたいと考えています。

Q就活生へのアドバイスは?

就職活動は、自分を見つめ直す良い機会です。幼少期から自分は何に興味をもっていたのか、なぜ今の大学・学部、研究室に進んだのかを思い出すと、自分では気づかない一貫した信念があるはずです。そこに、自分の特技や力を入れて取り組んだことを融合させると、自分のやりたいことやできることが見つかると思います。私の場合は、「生命の神秘に興味があり、より多くの生命を救いたい」という信念から、獣医学部、さらに公衆衛生分野の研究室に進みました。研究室で培った研究力や精神力をもって、現在は家畜衛生研究所で予防衛生業務の一端に携わり、畜産成績の向上に努めています。全農には他分野の専門家が在籍したり、想像もしなかった業務に携われたりすることから、自身が成長できる環境だと考えています。自分のやりたいことやできることが全農にある人は、ぜひエントリーしてみてください。

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※使用画像については、みのりみのるプロジェクト「AGRIFUTURE」より一部転載しています。