集荷したお米を県内や全国へ販売する業務を担当

米穀部では、需要に応じた米づくりを進め、新潟米の集荷結集と販売力強化に取り組んでいます。私が所属している米穀販売課では、その中でも集荷したお米を県内のみならず全国へ販売する業務や、新潟米の広告宣伝業務などを行っています。業務は主に２つあり、1つは新潟で収穫された米を県内で精米して全国へ販売する産地精米業務です。県内の複数の工場に、それぞれ取扱商品や原料の異なる米の精米を委託しており、販売先に必要な商品を正確にお届けするため、日々各工場と連携しながら製造・管理・受渡業務を行っています。もう１つは新潟米の西日本エリアにおける販売推進や在庫調整、受注・契約締結にかかる業務です。輸送手配やシステムへの入力を担う受渡担当と連携しながら日々業務に取り組んでいます。新米が出回る9月・10月頃は、販売先からの受注が立て込み、時には急な納品要望もあります。そうした要望にしっかり応えることができた時は、大きな達成感を得ることができます。

一番の喜びは、お客様が購入する姿を見かけた時

産地精米商品が実際にスーパーに陳列されていたり、購入しているお客様を見つけた時に最もやりがいを感じます。産地精米業務では多くの商品を取り扱っており、それぞれの商品で米袋の表示や原料の米が違います。最初は内容を把握することで精一杯で、先輩方や工場の方々に頼りっぱなしでした。時には、自分の連絡ミスで迷惑をかけてしまうこともありました。そんな経験もあり、無事に指定の商品がお客様に届いているところを見るととても嬉しく思います。また、実際にお米を購入いただいたお客様の不安や不満を解消し、感謝の言葉をいただいた時もやりがいを感じます。現在、お客様相談窓口の業務も行っていて、お米を購入いただいた方からの生の声を聴ける貴重な業務ですが、「期待した味と違う」などの苦情もあります。最初は先輩方に対応を任せてしまっていましたが、徐々に一人で対応を完結できるようになりました。お客様と直接やり取りできることでやりがいを感じるとともに、適切な状況把握や臨機応変に対応する力が身についていると感じます。

農業を多角的な視点から支える社会的貢献度の高さ

生活に欠かせない「食」を支える農業を、多角的な視点から支えることができることが、全農の一番の魅力だと思います。例えば、お米・野菜・肉・肥料などについて、栽培・生産から消費まで様々な業務を担っています。こうした全農の業務は社会的貢献度ややりがいが大きいと思います。今後も全農の一員としての自覚を持ち、農業者の営農や生活に少しでも貢献していきたいと思っています。そのためには現在の業務で得た知識や経験をいち早く自分のものにして、誰からも頼られる存在になる努力をしていきます。また、米穀部門以外の業務も経験し、多角的な視点で農業に携わっていきたいです。

Netflixを見たり、スノーボードを楽しんでいます

休日は2匹の猫たちと一緒にNetflixを見ることが多いです。興味のある分野以外の作品とも多く出会えるのが魅力です。冬になると毎週のようにスノーボードに出かけています。新潟県内には多くのスキー場があるため、様々なコースを楽しむことができます。一気に下る疾走感や新雪の上を滑走する感触はたまりませんよ。

就職活動の期間中は様々な業界や企業に触れることができる貴重な時期なので、積極的に説明会などに参加してみると良いと思います。自分のやりたいことを明確にすることは難しいですが、自分の好きなことや興味のあることを大切にして、前向きに頑張ってください。