農産物を生産・出荷する際に必要な資材の購入と供給

耕種資材部は、肥料、農薬、農機、段ボールや紙袋といった農産物を生産・出荷する際に必要な資材をメーカーから購入し、ＪＡなどを通して供給しています。また、ＪＡグリーンなどの生産資材店舗の運営の後方支援も行っています。私が所属する包装資材課では、主に米・麦・大豆用の袋資材や、青果物用の段ボール資材を取り扱っています。
そんな業務の中で、私が担当しているのはフレキシブルコンテナの納期調整や品質管理です。フレキシブルコンテナとは、収穫後の米・麦・大豆を入れて運ぶための大容量の袋資材で、作業効率化の観点から生産・流通現場への導入を積極的に進めています。現在取り扱っているフレキシブルコンテナは海外工場で製造し、船で日本へ輸送した後、全国各地へ納品されます。必要な時期までに必要な枚数を届けられるよう、製造・輸送状況をメーカーに都度確認し、納品先と調整を行います。また、輸入した製品を自分の目で見て仕様に不備がないかのチェックもしています。

農作物を流通させている実感

包装資材課の仕事で感じる面白さは、米や青果物を安心安全に届けるために、包装資材には様々な工夫がされているという発見です。全農に入会するまでは、米用紙袋や青果物用段ボールを目にすることがあっても、ただの容器としてしか認識していませんでした。包装資材課で働くようになってから、米用紙袋に強度を持たせるために複数の紙を貼り合わせて作られていることや、段ボール箱の中に入れる青果物の重さや水分量など特徴に合わせて厚く丈夫な紙や撥水性を持つ紙を使用して作られていることを知りました。
現在の仕事をしていて充実感を抱くのは、製品の納品に関われていることを感じる時です。入会１年目はモノやお金の流れについての勉強も兼ねて、袋資材や段ボール資材の事務処理を主な業務として担当していました。２年目になってからメーカーの方との納品日程に関する打合せや製品の検品作業に立ち会ったり、納品された製品が米の保管倉庫で使用されているのを目にしたりする機会が増え、自分たちの仕事によって製品を動かしているという実感を持つようになりました。

部署内はじめ、他部署など幅広い横のつながり

全農の一番の魅力は、横のつながりが強いことです。普段の業務では同じ課の先輩・後輩とチームを組み、進捗状況や確認事項などを共有しながら仕事を進めています。また、他部署との合同プロジェクトもあり、包装資材課ではフレキシブルコンテナに関して米穀部や麦類農産部と、物流問題対策のための青果物用段ボール規格標準化に関して園芸部と連携しながら業務に取り組んでいます。さらに、様々な部署に同期がおり、他部署が管轄する業務に関して聞きたいことがある時は真っ先に連絡を取ります。

大好きなスポーツ観戦で満喫しています！

趣味はスポーツ観戦です！ 特に野球とフィギュアスケートが好きで、昨年は野球10回、フィギュアスケートを4回観に行きました。現地観戦できない時は、家でテレビにかじりついて観ています。社会人になってからはバスケットボールやバドミントンなども観戦しており、もっと他の競技も観戦に行きたいと思っています。

全農では米・野菜から畜産・酪農、生産資材、生活関連に至るまで幅広い事業を担っており、様々なバックグラウンドを持った人たちが働いています。「農業・農家のためになる仕事がしたい！」という思いがあれば、学部や研究内容は関係ありません。ぜひ一緒に働けることを楽しみにしています！