果実の安定生産に向けた幅広い業務を担当
果実の安定生産に向けた幅広い業務を担当
営農販売部の主な役割は、県内農業の生産振興です。具体的には、生産者所得の増大化、農業生産の安定化・農産物の高品質化を果たすために、新品種の普及に向けた研修会の開催や試験の実施、防除暦・栽培指針・講習会資料の作成、果樹生産の根幹となる苗木の生産・供給、果樹・野菜共進会の開催、組合員向けの情報誌の作成等幅広い業務を行っています。また、県内オリジナル品種のブランド化と安定生産・高品質化に向けた取り組みも行っています。そんな多岐にわたる業務の中で私が担当しているのは、「①ぶどうやももなどの果樹を中心とした防除暦の作成」「②新しい生産技術や新品種の普及に向けた研修会や試験の実施」です。①については県内果実の安定生産に向け、毎年の生産現場での病害虫の発生状況や気象条件、実態に加え、JA指導担当者からの意見と農薬の試験結果・登録内容等様々な情報を整理し、作成に取り組んでいます。②については、栽培面における課題克服や新品種の普及に向けた具体的な栽培方法の周知を目的に、県の関係機関と協力しJA指導担当者・県の普及担当者を対象に研修会を実施しています。その他にも、化学農薬使用削減と生産者の省力化を目的に、生物農薬(天敵資材)を併用した防除体系の推進に向け、農薬メーカーや生産資材部門などと連携し、試験調査の実施と普及活動に取り組んでいます。