Qどのような仕事をされていますか?
米の受渡と酒・もち原料米の集荷販売を担当
米穀課では、米・麦・大豆を主とした販売事業と、それらの種子や包装容器などの諸資材の供給事業という2つの柱で事業展開しています。なかでも販売事業は「安全・安心の石川県産米を安定して消費者のもとへお届けすること」「1円でも高く生産者へ還元すること」を目標に、県下JAが生産者より集荷した米穀を全農が預かり、全国の米穀卸業者様へ販売しています。その中で、「ひゃくまん穀」をはじめとする石川県産米の魅力を消費者へ伝えることができるよう、全国の量販店や県内イベントのPRや、より効率的な物流を実現できるよう活動しています。
こうした幅広い業務の中で、私が担当しているのは米の受渡と酒・もち原料米の集荷販売です。受渡業務は、県下JA・生産者から委託された米穀を米穀卸業者へ販売する窓口の役割となり、販売先と数量・納品日などを決め、その販売に伴う輸送の手配を行い、石川県産米を全国のお客様のもとへとお届けしています。また石川県本部では4つの米穀連合低温倉庫を所有しており、委託された米穀を各JAの農業倉庫やライスセンター、カントリーエレベーターから連合倉庫へと集約することで、米穀の品質保持や、米穀の収穫される出来秋時期には各JAでの集荷業務の円滑化に努めています。原料米の集荷・販売では、変動幅の大きい需要に応じた原料米を生産・確保するため、県内外の酒蔵や米菓業者などの実需者の意向を聞き取り、県下JAと協力して生産量の調整を行い、集荷・販売に尽力しています。