Q.どのような仕事をされていますか?
農作業の効率化を図る農業機械を提供
私が所属している生産資材部農機課の業務内容は、大きく「品目」「部品」「推進」の3つに分かれています。まず「品目業務」は農業機械や資材の仕入ならびにJAへの供給に係る事務処理を行なうとともに生産資材部農機課全体の収支管理を担い、「部品業務」は農業機械の保守メンテナンス部品の仕入ならびにJAへの供給、さらには回転率の高い部品を予め在庫したうえでの即納体制の確保を図っています。また「推進業務」はJAへの供給に係る窓口対応や配送といった実務、展示会・実演会の企画応援を担うとともに県下の8JAと農機事業一体運営にも取り組んでおり、JA農機事業の効率的な運営、収支改善を目指しています。
前置きが長くなりましたが、そのような幅広い業務がある生産資材部農機課において私が担当しているのは「品目」です。具体的には田植機、刈払機、防除機、ドローンの品目担当として、仕入や拡販取組み等を行っています。仕入する際は、過去の出荷実績等を参照しながら必要数量を予め見込み、在庫補充を行います。不需要期に数をまとめて価格交渉することで安価に仕入し、JAならびに生産者の方々に低コストで迅速な供給ができるように努めています。
また、農業従事者の減少や高齢化にともなって農作業の省力化が求められていますが、中でも重労働なのが除草と防除であり、この作業の省力化に向けて防除においてはラジコン草刈機、防除においては農薬散布用ドローン等の最先端の農業機械を生産者に提案し、普及拡大を目指しています。特に農薬散布用ドローンにおいては主担当を担わせてもらい、ドローンオペレーター講習を受講して認定を受けました。この資格を活かして各地でデモフライトを実施していますが、生産者の方々に農作業における省力化技術の1つとして認知してもらい、農薬散布用ドローンが普及拡大するように提案活動を続けていきたいと考えています。