Q.どのような仕事をされていますか?
私が所属する園芸課では、野菜生産に必要な種苗・資材などを供給する購買業務と、それを使用して生産された京野菜を卸売市場などに販売していく販売業務を行っています。そのうち、私は主に後者の販売業務を担当。生産者の方々の収入を増やすことを使命に、販売提案や流通網の構築に取り組んでいます。
京野菜を1円でも高く販売することはもちろんですが、生産者の方々の収入を増やすためには、流通に係るコストを抑えることが不可欠。販売先の選定や運送手段など様々な可能性を模索した、最善の提案を求められます。また、販売先からの要望を汲み取って生産者に作付け提案を行う、マーケットインを意識した業務にも力を入れています。
入会1年目に、ブランド京野菜である黒枝豆『紫ずきん』の販売担当を任されました。数ある京野菜の中で唯一、全農京都が1粒残らず出荷先を決定して販売する品目です。出荷時期の9~10月に、出荷元JA支店数21支店、販売先13社の規模感で、どこにどれだけ出荷すれば最も高く売れるかを考え、判断しなければなりません。当初は日々の出荷指示をこなすことで頭がいっぱい。指示を出し終えてから「もっとこうしておけばよかった!」と後悔しきりでした。
事務作業に慣れてからは、とにかく関係者に電話で話を聞くことを意識。私自身が1年目の職員で知識が少ないことを予め伝え、疑問に思ったことは何でも質問するよう心がけました。
出荷期間終了後に上司にお疲れ様と労ってもらえたことが印象的で、園芸部門にとって非常に重要な品目を1年目から担当させてもらえたことに感謝し、より一層頑張っていこうと思えた経験でした!