ZEN-NOH Recruiting

PEOPLE

AGRI TRADERS

原田 瑞樹
MIZUKI HARADA

茨城県本部 
畜産部 畜産課
2021年入所

  • #県域
  • #畜産・酪農

肉牛の集荷や販売を行う業務を担当し、生産者を支援

Q.どのような仕事をされていますか?

肉牛の集荷、販売の業務などを通して農家を支援

茨城県本部畜産部は畜産課と畜産直販課の二課体制になっています。畜産課は牛・豚の2チームに分かれ、生産者が肥育した肉用牛や豚を集荷し、食肉市場への出荷および販売業務、畜産農家の子牛導入の調整を行う業務、生産者への種豚導入の推進などがあります。一方の畜産直販課では、量販店やeコマース、ギフト向けへの畜産物販売推進や、外部企業への取扱いに係る推進、商品供給の調整、商品開発などを行っています。私は生産者からの肉牛の集荷および販売を行う肉牛業務を担当しています。肉牛の生産フローには、子牛の繫殖を行う繫殖農家と、子牛を導入し肉用牛として飼養する肥育農家が存在し、繁殖農家は生産した子牛を出荷し、肥育農家はその子牛を購買し、自分の農場で出荷時期が来るまで肥育します。私の業務は主に肥育農家と接することが多く、集荷業務では月毎の牛の出荷計画を作成するために、各農協へ出荷申込の取り纏めを依頼します。その後、各農家からの出荷希望を取り纏め、出荷計画を作成し、出荷先の市場や生産者、農協などの関係者と共有を図ります。販売日当日は市場に入り、販売対応も行っています。基本はセリでの販売となり、格付が上位なものほど良質な枝肉であるため、生産者の方々は常に自分の出した牛がどうであったか気にされます。セリ中は上場した枝肉の詳細な情報や販売単価が一頭ごとに表示されるため、その内容を記録し、販売結果を生産者や他関係者へ報告します。報告の際は販売金額だけなく、再度枝肉の状態などを説明し、何が良かったのか、何が悪かったのかをフィードバックして生産者と一緒になって、今後の牛の育て方や販売についての対策を考えます。

Q.仕事のやりがい・面白さは?

生き物相手の奥が深い世界だから面白い

入所後は知識が全くない状態からのスタートでした。一から勉強していく中で感じたことは、畜産は動物を相手にする分野であり、一頭一頭に個性があることです。餌を多く食べる牛と食べない牛、人懐っこい牛、身体的に特徴のある牛など様々です。さらに、牛は血統が非常に重要視されています。血統の種類は数多くあり、掛け合わせは幾通りもあるため、遺伝的な能力によっても体の成長具合や肉の良質さに違いがあります。生産者の農場を巡回する際、皆さん血統について必ず触れられます。「この牛の親は○○と××の組み合わせだから中身はきっと良い」など皆さんイキイキと話されます。実際、セリ場で上場される枝肉も一つとして同じものはありません。どういった血統の組み合わせなのか、どんな育て方をされたのかを考えながら枝肉を観察できることがこの仕事の面白さだと思います。

Q.全農の魅力はどんなところですか?

国産の農畜産物を消費者に届ける仕事が魅力

コロナ禍が続く日本では、国産物に対する考え方が注目されるようになったと思います。コロナが蔓延した初期の頃、世界的に輸出入が厳しく制限されました。マスクの材料を輸入に依存していた日本では深刻なマスク不足になりました。農畜産物でも同じような事態になったときに備え、日頃からの国産物の普及・消費を促進させることが重要だと思います。本会はそうした国産の農畜産物を消費者に届けるとともに、農家さんの生活を支える仕事を行っております。事業を通して日本の農業振興に貢献することが本会の意義であり、大きな魅力であると思います。

Q.休日の過ごし方やプライベートを教えてください

映画や美術鑑賞をしながら休日を過ごしています

子供の頃から美術が好きだったため、美術館や博物館を巡ることが趣味です。コロナ禍に入ってからはなかなか遠出ができない時期が続いているため、最近では家で過ごす際の趣味として映画や音楽を鑑賞することが多くなりました。

Q.就活生へのアドバイスは?

就職活動では視野を広く持つことが大切だと思います。社会には知らない職業がたくさんありますので、業界を絞らずに広く調べていくことで、自分に適した職業、好きになれる職業がきっと見つかるかと思います。ぜひ、たくさんの業種を調べてみてください。そして、悔いの残らないようにじっくりと自分の進路を考えてみてください。

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※使用画像については、みのりみのるプロジェクト「AGRIFUTURE」より一部転載しています。